移動式クレーンを設置する場合、クレーンが接地面に与える力(輪荷重・アウトリガー反力・クローラ設置圧)を計算し、接地面が耐えられるか検討し、地耐力(支持力)より下回る必要があります。
地耐力(支持力)を超えると地盤が崩壊し、「沈下・陥没・クラック・ヒビ・クレーン転倒」などが発生しますので、土から砕石に置き換え、締固め、固化剤を用いて地盤改良又は養生鉄板や敷板等で接地面を広げ荷重を分散する必要があります。
輪荷重・アウトリガー反力・クローラ設置圧 < 地耐力(支持力) = 安全
アウトリガー反力とは、アウトリガーの各フロートがクレーンをを支える力です。
クローラ設置圧とは、クローラ接地面に作用する単位面積当たりの荷重です。
各メーカーのホームページでは、写真(タダノHPより)のように作業条件を入力するだけで、簡単に反力(設置圧)計算ができるサービスが提供されています。ホームページで入力する数値を事前に調べておいてください。