スラントブームとは?
スラントブーム(Slant Boom)はフロントオーバーハングに大きく突き出した従来のブームと違い、ブームが前方に下がった形状を持つブームのことです。これにより車体からブームが突き出る距離が短くなり、全長も短くなった。左・右折もスムーズにおこなえるだけでなく、走行時の視認性・安全性もグッとアップした。

スラントブームは、ラフタークレーンのコンパクト化を追求した結果生まれたもので、1989年に発売された5tラフター「RK-70(コベルコ)」に始まり、今では10t、12t、13t、16t、20t、22t、25t、30t、35tと順次大型機種にも採用されている。


上図(従来型25tラフターとスラントブーム30tを比較)の通り、従来のブームと比べると、ブームが前方に突き出す部分が短くなっていることがわかる。


22tラフター
MR-220sp(カトウ)
25tラフター 
Panther250-X(コベルコ)
35tタフター
MR-350SL(カトウ)